赤い番傘を差して歩く新郎新婦

門をくぐって入ってきた新郎新婦
東京の赤坂氷川神社で撮影 オザワテツ

袴を着た新郎と綿帽子をかぶった新婦が門をくぐって赤坂氷川神社に入ってきた

住宅街に囲まれた境内には雅楽が響き渡っていた。楽人装束に身を包んで笙と篳篥を演奏していた男たちが僕の前をゆっくりと拝殿へと向かっていく。呆気にとられてその姿を眺めていると、次に現れたのは紋付袴姿の新郎と白無垢姿の新婦だった。巫女に先導された新郎新婦は楽人と同じように参道の門をくぐり抜けて拝殿へと進んでいく。神前結婚式が行われていたので、生演奏の雅楽が境内に響き渡っていたのだった。二人の背後には若い神職がついていて、大きな赤い番傘を差している。傘の下で新郎も新婦も神妙な面持ちをしていた。新婦は角隠しを纏っている。

境内は厳かな雰囲気に包まれていた。ここには都会の喧騒も届かない。聞こえてくるのは笙と篳篥の音色だけだった。これから結婚式を挙げる集団は、慌てることなく、一歩一歩享保年間に建立されたという社殿へと向かっていく。そして、社殿の中へと消えていった。

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赤坂氷川神社とは

氷川神社(ひかわじんじゃ)は、東京都港区赤坂六丁目にある神社。同区内白金にある白金氷川神社・元麻布にある麻布氷川神社と区別するため赤坂氷川神社とも称される。旧社格は府社で東京十社の一つ。素盞嗚尊(すさのおのみこと)奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)大己貴命(おおなむぢのみこと)天暦5年(951年)、蓮林僧正が霊夢を見て、現在の赤坂四丁目のあたりに奉斎したと伝えられる。享保15年(1730年)、江戸幕府第8代将軍徳川吉宗の命により、現在地に遷された。現在の社殿はこの時に造営されたもので、東京都の有形文化財に指定されている。麻布氷川神社、渋谷氷川神社、簸川...

赤坂氷川神社ってどこ?

PHOTO DATA

No

10738

撮影年月

2017年10月

投稿日

2018年09月20日

撮影場所

赤坂 / 東京

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA