ヤンゴン中央駅近くの路地はローカルな雰囲気に包まれていた。ここには観光客を惹き付けるようなものは何もない。歩いているのも地元の人ばかりで、普段の生活を淡々と送っている。今このときに足を踏み入れているよそ者は僕だけのようだ。長閑な空気の漂う中を歩いていく。歩いていると地元の人たちとすれ違うのだけれど、嫌な顔をする人はいなかった。僕を見ても、珍しいものを見つけたような顔をするだけだった。
ゴミゴミした路地を歩いていた。両脇に様々なものが放置されていて、雨に当たらないように路地の上に布が張られていた。路地の真ん中に佇んでいると、路地の先にどこからともなく男の子が現れた。男の子は僕に気がつくことなく、路地の向こうに向かってのんびりと歩いている。着ていた黄色のTシャツを捲り上げて頭を覆っている男の子には僕の姿はおろか、周囲にあるものが一切見えていないに違いない。
2019年7月 町角 ミャンマー | |
路地 バック・ショット 男の子 Tシャツ ヤンゴン 黄色 |
No
11098
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月15日
更新日
2023年11月26日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA