開基武廟に多くの提灯が吊るされていた。日本にある神社や仏教寺院でも多くの提灯を目にするけれど、中華文化圏にある提灯は日本とは色が違う。日本のは白もしく赤の提灯が多いけれど、ここのは黄色なのだ。見慣れているはずの提灯も、黄色のものが並んでいると異国情緒を感じる。
提灯には「文衡聖帝」と書かれていた。これは関羽の別名だ。儒教では関羽をこう呼ぶ。つまり、ここは儒教の寺院だ。広く人気のある関羽には多くの別名がある。道教では「協天大帝関聖帝君」と呼ばれ、仏教では「伽藍菩薩」とされている。文衡聖帝という名称には「文」と文字が使われている通り、武より文の面が強調されている。台湾では受験の際に礼拝されることが多いのだそうだ。
2017年1月 静物 台湾 | |
漢字 提灯 台南 寺院 黄色 |
No
9992
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年01月04日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA