ムンバイの片隅にある漁村を歩いていると、漁村らしさが薄れたかと思いきや、再びボートが姿を現した。道路脇に手漕ぎのボートが陸揚げされていて、その上には漁網が無造作に置かれていた。まるで、この場所が今でも漁村であることを主張するかのようだった。
14年前に訪れたときには、道端で漁網の手入れをする男の姿を写真に収めたことを思い出した。でも、今回はそんな男たちの姿は見当たらない。漁網はそこにあるのに、手入れをする人はいない。もしかすると、この時間帯は漁網を繕うよりも、ジューススタンドでジュースを買ってのんびりする時間なのかもしれない。村の時間の流れは、漁の営みとともにあるのだろう。
2025年2月 インド 静物 | |
ボート 漁網 ムンバイ |
No
12797
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年02月11日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF