食堂でちょっと休憩をして後に向かったのは、またしても駅の反対側にあるダニンゴン市場だった。市場はあいもかわらず長閑な雰囲気に包まれている。もっとも、数時間空けただけで再びこの市場に舞い戻ってきたので、変わっている理由も特に無いのだけれど。市場で働いている人びとはのんびりと気だるい午後を過ごしている。
市場の通路をウロウロとしているうちに、とあるお店の前にやって来た。他の大勢と違って、赤いチェック柄のシャツを着た女性が黙々と働いている。包丁を手にしていた女性は筍を細く刻んでいたのだった。今ののんびりした雰囲気からは想像が難しいけれど、日暮れ時になれば夕食の食材を買い求めにやってくる人が多いのかもしれない。足の間に置かれた大きなバケツは、切り刻まれた筍でいっぱいになっていた。見たところ、筍は柔らかそうだ。ちょっと発酵させているようだ。
この女性は来る日も来る日も筍を刻んでいるに違いない。切る時に力を入れる人差し指には、痛くならないように指サックのようなものを付けていた。
2019年3月 ミャンマー 人びと | |
タケノコ イヤリング 包丁 ヤンゴン 若い女性 |
No
10938
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月18日
更新日
2024年01月18日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA