食堂と屋台の前を通り過ぎていくと、道は自然と住宅街の中へ入っていった。話に聞いていたように、ヤンゴン中央駅の直ぐ側に住宅街が広がっていた。東京でいうと東京駅のすぐ脇に民家がびっしりと建っているようなもの。どうやらヤンゴンでは中央駅が街の中心に建てられていないようだ。
家々が路地の両脇に建っている。子どもたちが路地で遊び回っていて、お母さんたちは家事に追われている。ここは見紛うことのない住宅街だ。すぐ近くに中央駅があって、線路が走っているはずなのに列車が走る音が聞こえてこない。のどかな雰囲気が漂っていた。その雰囲気は町外れにある小さな集落のそれだった。
そんな住宅街の路地を歩いていると、写真の女性と出会った。コンクリート張りの地面に出した椅子に腰掛けてた女性の前に、洗濯石鹸とタワシが転がっている。女性はそこで洗濯をしている最中だった。洗い途中の服が地面で伸びている。大きなイヤリングをした女性は僕に気がつくと手を止めて微笑んでくれた。
2019年7月 ミャンマー 人びと | |
バケツ イヤリング 洗濯物 笑顔 女性 ヤンゴン |
No
11085
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月06日
更新日
2023年11月27日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA