日差しの降り注ぐ東京ジャーミイの窓辺にクルアーンが置かれていた

東京ジャーミイの窓辺に置かれたクルアーン
東京ジャーミイの窓辺に置かれたクルアーン
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代々木上原の近くの住宅街に立っている鉛筆のような尖塔が、日本最大のモスクである東京ジャーミイの目印だ。この尖塔はモスクには必ず付随しているミナレットと呼ばれるものだ。ひとくちにミナレットと言っても、その形状は場所によって異なる。例えば、ウズベキスタンでは灯台のような形をしているし、モロッコではテトリスのブロックのように角ばっている。東京ジャーミイのミナレットは、典型的なトルコで見かける形状で尖っている。それもそのはず、現在のモスクは現代トルコ宗教建築の代表的建築家であるムハッレム・ヒリミ・シェナルプの設計によるものだ。道理で数多ある形状の中で、トルコを連想させる形をしているわけだ。

トルコ風味を振りまいているのは外見だけでなく、内部も同じだ。実は、内装工事に従事したのもトルコから招聘した技術者と職人なのだ。そのため、青を基調にしたモスクの内部も異国情緒たっぷりで、イスタンブールにあるブルーモスクを思い起こさせる。窓辺にさりげなく置かれたクルアーンと、外に広がる日本の普通の町並みとの対比が逆に違和感を感じさせるくらいだった。

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ENGLISH
2023年4月 静物 東京
格子 モスク 代々木上原

PHOTO DATA

No

12483

撮影年月

2023年2月

投稿日

2023年04月23日

更新日

2023年08月08日

撮影場所

代々木上原 / 東京

ジャンル

静物写真

カメラ

IPHONE 14 PRO

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