武蔵小山駅前に最初のタワーマンションが建って、2年近くが経過した。今ではその横にも別のタワーマンションが建っていて、ゆくゆくは現在高校のあるところにももう一棟建つのだという。かつて駅前にゴミゴミした路地があって、飲み屋が密集していたなんて嘘のようだ。タワーマンションが建って以来、武蔵小山駅周辺の雰囲気は変わってしまった。こういうのをジェントリフィケーションというのだろう。
タワーマンションの地上階や2階には幾つかお店が入っていて、ちょっとしたショッピング・モールのようになっているものの、武蔵小山のシンボルとなるランドマークを目指すという意気込みと裏腹に出来てから2年位経過するのに空き店舗が目立つ。駅の真ん前で立地は申し分ないのに入居しないとは、よほど賃料が高いのだろう。
個人的にこのモールで最も不思議だと思っているのは、街路樹を覆っているカバーだ。工事中の時には完成した暁にはカバーが外されて、木々が伸び伸び枝を伸ばすのだろうと思っていたけれど、2年が経過した今でもしっかりと木々を覆っている。その様子は街路樹が蜘蛛の巣に覆われてしまったかのようで、見ている人を少し不安にさせる。いつになったらカバーを外すのだろう。外すのよりも先にカバーが破れてしまうような気がしてしまう。
2021年9月 町角 東京 | |
武蔵小山 歩行者 木 |
No
12041
撮影年月
2021年3月
投稿日
2021年09月26日
更新日
2023年08月17日
撮影場所
武蔵小山 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III