流山駅近くの歩道橋は人通りが少なく、階段の下にひとりの女性が歩いているだけだった

歩道橋の下を歩く女性
流山駅の近くにある歩道橋
似たような写真

新選組といえば、泣く子も黙る幕末を舞台にした人気コンテンツだ。尊攘派志士の弾圧活動をした浪士隊だから、歴史的にはその後の日本の発展のスタートになる明治維新を邪魔した集団なのだけれど、そんな事実はみんな脇において楽しんでいる。気がつけば息の長い人気コンテンツに変貌を遂げているのだ。

そのため、町おこしに新選組の力を借りたいと思う自治体があっても不思議ではない。この日にやって来た流山市もそのひとつのように思える。確かに、新選組局長だった近藤勇が最後に陣営を敷き、自首した地である流山市は新選組と縁があったところ。でも資料を見ると、新選組が流山に入ったのは1868年4月2日で、近藤勇が新政府に出頭して捕らえられたのは翌4月3日のことだ。流山で活動していたのはわずか2日間のことでしかない。これを知ったとき、石川啄木の人気にあやかろうとしている函館市に石川啄木が滞在していたのが132日間だけと知ったとき以上に驚いた。いくら町おこしのためとはいえ、人気にあやかるには短すぎやしないだろうか。

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2023年3月 千葉 町角
流山 歩行者 歩道橋 階段

PHOTO DATA

No

12464

撮影年月

2023年1月

投稿日

2023年03月19日

更新日

2023年08月08日

撮影場所

流山 / 千葉

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 1.8/85

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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