路地でタンポポが綿毛をフサフサさせていた
自宅から最寄駅に向かう途中に、ちょっとした路地がある。おそらく私道なのだろう。細い路地の両脇に家々が立ち並んでいるだけの何の変哲もない道なので、いつもなら足早に通り抜けてしまうのだが、この日は少し違った。路地の中ほどで足を止めたのだ。
路地の片隅にタンポポが生えていた。ひとつはもう綿毛が飛んでしまって、少し寂しげな感じだが、他のタンポポはまだフサフサと綿毛をたたえている。風が吹くのを待っているのか、それとも好奇心旺盛な子どもが見つけて吹いてくれるのを待っているのか、いずれにしてもタンポポは路地の片隅で静かに風を感じる時が来るのを待っているのだった。
| 2017年9月 自然 東京 | |
| 路地 タンポポ 武蔵小山 |
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PHOTO DATA
No
10287
撮影年月
2017年5月
投稿日
2017年09月20日
更新日
2024年11月07日
撮影場所
武蔵小山 / 東京
ジャンル
自然写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
