なんでも近頃家庭菜園なるものが流行っているらしい。近所に出来た比較的大きな空き地も、マンションでも建つのかと思いきや作られたのはコンクリートの建造物ではなく、レンタルの農地だった。意外だ。
なんでもシェア畑というのだそうだ。レンタルではなく、シェア。下請業者ではなくギグワーカー、非正規雇用者ではなくフリーター。どれも似たようなすり替えを感じてしまう。まあ、この場合は対象が人間じゃないからいいのか。いずれにしても土地の所有者は、ビルを建てるよりもシェア畑にした方が儲かると判断したのだ。
この畑には種や苗、肥料はもちろんのこと、農業に必要な農具や資材も用意してあって自分で揃える手間は要らないという。さらにはアドバイザーがいて、なんでも質問できるというのだ。いたれりつくせりだ。
要するに何も用意することなく、事前知識もないままに農家の真似事ができるようになっているのだ。あなたも今日から農家です。そうして野菜なんかを栽培してみて思い知るのだろう。プロの生産者の技術力の高さに。
2021年11月 町角 東京 | |
畑 武蔵小山 |
No
12102
撮影年月
2021年10月
投稿日
2021年11月26日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
目黒 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III