薄暗い建長寺の本堂に入ると、すぐに大きな仏像が目にと飛び込んでくる。地蔵菩薩坐像だ。室町時代に造られた大きな坐像が静かに鎮座しているのだ。地蔵菩薩を表す時のお約束通り、剃髪姿で左手に錫杖を、右手に宝珠を持っていた。
地蔵菩薩には六道世界で苦しむ人びとを救う力があるとされている。禅寺にあるのは珍しいようだが、それはもともとこの場所が処刑場だったからようだ。いずれにしても普段目にする可愛らしい地蔵菩薩とは全く異なる雰囲気な上に大きさも大きい。この地蔵菩薩像が数多ある地蔵の元締めなのではないだろうかと思ってしまうくらい巨大なのだ。
2016年8月 神奈川 静物 | |
仏像 鎌倉 寺院 |
No
9851
撮影年月
2016年5月
投稿日
2016年08月25日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
建長寺 / 神奈川
ジャンル
静物写真
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL