鎌倉にある長谷寺に険しい顔つきをした像が立っていた。ピンと伸ばした右手を挙げていて、掌には小さな宝塔が載っている。下々のものに貴重な宝塔はなかなか手に入らないものであることを表しているかのようだ。
しかしながら仏教の心得の無い僕には、その姿はまるで怒って子どもからおもちゃを取り上げているお父さんのように見えてしまった。駄々をこねる子どもからおもちゃを取り上げて怖い顔でお父さんは言い放つのだ。
「言うことをちゃんと聞かないと、もうこのおもちゃは捨ててしまいます。」
2008年1月 神奈川 静物 | |
仏像 長谷寺 鎌倉 右手 険しい顔つき 仏塔 |
No
1348
撮影年月
2007年11月
投稿日
2008年01月28日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
長谷寺 / 神奈川
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V