鎌倉にある長谷寺境内の一角には小さな建物が建っていた。中には大きな転輪蔵が設置されていた。転輪蔵とは中に書架を設け、そこに大蔵経を収納したもので、中心軸に沿って回転させることが可能なものだ。
眺めていると、高校生の男女が現れて、大きな転輪蔵を回しながらキャハハ、ウフフとはしゃいでいた。輪蔵は思いの外、早く回転している。転輪蔵は書架の役目もあるというけれど、こんなに早く回転してしまったら所望する経典を選ぶのは至難の業に違いない。
回り続ける転輪蔵を見ていたら、ふと思った。ミニマリストがこの転輪蔵を作り変えたら、チベット仏教徒が持っているマニ車になるのではないだろうか。
2008年1月 神奈川 人びと | |
長谷寺 鎌倉 マニ車 男子学生 女子学生 寺院 |
No
1345
撮影年月
2007年11月
投稿日
2008年01月27日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
鎌倉 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V