長谷寺境内の一角には小さな仏像がこれでもかというくらいに沢山並んでいた。それぞれが手に宝珠を大事そうに抱えている。これだけの人数でいったいどこに向かっているのだろう。
中島らものエッセイに、幻覚で小さな大名行列を見たという話がある。もし小さな大名行列が実在したら、この写真のような感じではないかと思う。「小さな大名行列」なんて、なかなかユニークな幻覚だと思っていたら、このイメージは多くの作家のもとに湧いているようだ。
筒井康隆の話にも出てくるし、三浦しをんのエッセイにも出てくる。昔話にも出てくるものがあるようだ。日本人にとっては、小さな大名行列というのは、結構馴染みのある非現実なのかもしれない。
2008年1月 神奈川 静物 | |
仏像 集団 長谷寺 鎌倉 |
No
1346
撮影年月
2007年11月
投稿日
2008年01月27日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
長谷寺 / 神奈川
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V