木彫の仏像とコイン

木彫の仏像と硬貨
鎌倉にある円覚寺で撮影 オザワテツ

黄梅院にあった小さな木彫の仏像の上に小銭が数枚置かれていた

円覚寺の本堂を越えて奥の方にも塔頭がある。一番奥にあるのは黄梅院という塔頭だ。境内は狭く、静けさに包まれている。ここも円覚寺と同じ様に歴史は古く、創建は1354年だ。

小径の脇には木彫の仏像がいくつか置かれていた。祠の中に安置されるわけでもなく、無造作に小径の脇に置かれている。素朴な作風はなんだか円空を髣髴とさせるものがある。でも、もしそうだとしたら雨ざらしにはなっていないだろう。本堂の中で大切にされているか、博物館で厳重な警備の下、保管・展示されているに違いない。

写真の仏像は雨ざらしになっていた仏像のひとつだ。穏やかに微笑んでいる仏像の胸には数枚の硬貨が置かれていた。

EN

円空とは

円空は、江戸時代前期の修験僧(廻国僧)・仏師・歌人。特に、各地に「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残したことで知られる。 円空は一説に生涯に約12万体の仏像を彫ったと推定され、現在までに約5,300体以上の像が発見されている。円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。その中でも、岐阜県、愛知県をはじめとする各地には、円空の作品と伝えられる木彫りの仏像が数多く残されている。そのうち愛知県内で3,000体以上、岐阜県内で1,000体以上を数える。また、北海道、東北に残るものは初期像が多く、岐阜県飛騨地方には後期像が多い。多作だが作品のひとつひとつがそれぞれの個性をもっている。円空仏以外にも、多くの和歌や大般若経の扉絵なども残されている。

円覚寺ってどこ?

PHOTO DATA

No

9848

撮影年月

2016年5月

投稿日

2016年08月22日

撮影場所

円覚寺 / 神奈川

ジャンル

静物写真

カメラ

SIGMA DP2 MERRILL

写真集を販売中
TRIVIAL MOMENTSという写真集をAMAZON KINDLE STOREで絶賛販売中です

モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。

Amazon.co.jpで詳細を見る

アーカイブ