三軒茶屋駅のすぐ近くに飲み屋が密集しているところを歩いていた。三軒茶屋という地名の由来は昔からの街道である大山道(今の246)と登戸道(今の世田谷通り)の分岐点に3軒の茶屋があったためだという。今では立ち並んでいる飲み屋(茶屋ではないけど)の数は3軒どころではない。路地には所狭しとバーやレストランが並んでいた。この様子を見たら、三軒茶屋と名付けた人も百軒店と名称変更したくなるに違いない。
路地に並ぶお店の前にはそれぞれ看板が出ていた。路地の端に置かれた看板もあれば、路地の軒先に掲げられた看板もある。このようなゴミゴミした路地を歩くと、散らかったおもちゃ箱の中に迷い込んだ気分になって楽しい。どこに何があるのか分からない。けれど、どこに何があるのか探すのが楽しいのだ。
足を踏み入れたのは、まだまだお天道様が高いところにある時間だった。飲み屋のほとんどは開店前だ。路地は静かだった。そのまま足を進めていくと、向こうから自転車がやってくるのが見えた。
2016年1月 町角 東京 | |
路地 漢字 三軒茶屋 看板 |
No
9622
撮影年月
2015年11月
投稿日
2016年01月19日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
三軒茶屋 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL