カメラ街に並ぶ漢字で書かれた看板

繁体字で書かれた看板
台湾の台北で撮影 オザワテツ

掲げられた看板はどれも繁体字で書かれていた

この辺りにはカメラを扱っているお店が多いようだった。カメラ街のようだ。ショーウインドウには様々なカメラ用品が展示されていて、眺めて歩くのは楽しい。旅行の最中だというのに、見ていると何か欲しくなってしまう。でも、値段は日本で買うよりもちょっと高いような気がした。

わざわざ台湾でカメラ用品を買うこともないと物欲を抑えこんで冷静になると、通りのビルに漢字で書かれた看板が沢山掲げれていることに気が付いた。さすがにブランド名はアルファベットで表記されているけれど、店名は漢字で書かれている。中国語は分からないけれど、何を扱っているお店なのかは漢字だからなんとなく分かるのだ。看板にも「器材」とか撮影用具を謳っているものが多かった。

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繁体字と簡体字と常用漢字

朝鮮半島は使用するのを止めてしまったけれど、中国や台湾、香港、マカオ、日本では今でも漢字が使用されている。今でも使われている唯一の表意文字なのではないだろうか。

でも、細かいことをいうと、日本で使われている漢字と中国本土で使われている漢字と台湾や香港で使われている漢字は同じものではない。中国本土では共産党の文字改革を受けて考案された簡略化した簡体字という字体が使われている。その一方で、台湾や香港では系統的な簡略化を経ていない繁体字という字体が使われているのだ。さらに日本は日本で独自に常用漢字というものを定め通用字体を用いている。

つまり、香港や台湾は昔ながら字体を使い続けているのだけれど、中国本土では中国共産党の指示の下で簡略化した字体を、日本ではかつての国語審議会が答申した当用漢字をベースにした略字体を用いている。各地域で字体を決める動きが異なったため、もとは同じ漢字であったものも、簡体字と繁体字と通用字体では形が異なってしまっているものがあるのが現状なのだ。

ちなみに繁体字は日本でいうところの旧字体に近いけれど、正確には違うもののようだ。

台北ってどこ?

PHOTO DATA

No

806

撮影年月

2007年1月

投稿日

2007年03月26日

撮影場所

台北 / 台湾

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

CANON EOS 1V

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