その昔、ベトナムを旅したときには友人から「ベトナムにはオシャレな雑貨を売るお店が沢山ある」と聞いていたのだけれど、僕はあまり見かけなかった。僕がウロウロ歩くような場所にオシャレな雑貨屋が本当になかったのか、それともオシャレな雑貨に興味のなかった僕が気が付かなかっただけなのかは今でもよく分からない。
本当にあったのだとしても気にかけていなければ気が付かない、ということはよくあることだと思う。今までは気にも留めていなかったものを意識した瞬間、視界の中に存在していることに気がつくのだ。ここジャカルタでもそのような経験をした。
日本ではあまり見かけない大きな豆の存在なんて知らなかったけれど、一度の大きな豆が売られているのを知ってしまうと、その豆があちらこちらで売られているのに気がつくようになるのだ。グロドック地区の市場にあった屋台のようなお店でもそのプテという大きな豆が売られているに気がついた。
確かにこのプテが売られているのは前にも目にしていた。軒先にぶら下がっているプテも目にしていたし、プテを抱えた男も目にしていた。そうこうしているうちに、僕の中でプテの存在が大きくなってしまったようだ。特に意識しなくとも、プテが売られているのに気がつくようになったのだ。
店先にはいくつものプテがぶら下げられていて、テーブルの上には鞘から取り出したものも売られている。そこに女性がやって来て大量のプテを購入していた。
2020年11月 町角 インドネシア | |
豆 ジャカルタ 市場 野菜 女性 |
No
11716
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年11月01日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF