ベチャの運転手の放つ鋭い視線

客待ちしていたベチャの運転手の放つ鋭い視線
インドネシアのチルボンで撮影 ©オザワテツ
似たような写真

ショッピング・モールの入り口で客待ちしていたベチャの運転手は鋭い視線を放っていた

ショッピング・モール百貨店の違いがなんだかお分かりだろうか。百貨店が小売業というくくりに入るのに対して、ショッピング・モールは不動産業というくくりに入っているというのが違いだ。つまり、百貨店の商売は来たお客にものを売ることであって、ショッピング・モールの商売はテナントにショッピング・モール内の店舗を貸し出すことということだ。どれだけ建物が大きくても、敷地が広くても、中に小さなお店が並んでいると、そこはショッピング・モールである可能性が高い。

そう考えると、チルボンで通りかかった大きなビルはショッピング・モールだった。中に入ると、小さなお店が軒を連ねていて、その様子はまるで立体になった商店街のようだった。特に目を引くものはない、そう思った僕はざっと中を見渡して外に出ると、そこには厳しい顔をした男が立っていた。鋭い視線はまっすぐに僕に向かっていた。

男はベチャという自転車タクシーの運転手だった。ショッピング・モールから出てきた人を待ち構えていたのだ。そこにちょうど僕がやって来たというわけだ。男は僕がそのまま男のベチャに乗り込むのを期待している。その期待がビシビシと伝わってくる視線だった。でも僕は負けない。男のベチャに乗り込むことなく、さっきまで歩いていたジャラン・シリワンギ通りに戻ったのだった。

ENGLISH
2021年1月 インドネシア 人びと
帽子 チルボン 鋭い視線 リクシャワラー

チルボンってどこ?

PHOTO DATA

No

11778

撮影年月

2020年1月

投稿日

2021年01月06日

撮影場所

チルボン / インドネシア

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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