当て所無く歩いているうちに、ルアンナムターの町を出て郊外の田舎道にいた。砂利道がまっすぐに伸びていて、両脇に畑が広がっていた。このような炎天下では地元の人と行き会うことはほとんどない。地元の人は日差しの強いときに出歩いたりしないのだ。ひとりトボトボと進んでいく。そうしているうちに予想に反して道の先に人影が現れた。人影はこちらに向かって歩いている。僕は立ち止まって、人影が来るのを待つことにした。
人影の正体はラオスの民族衣装であるシンをはいた年配の女性だった。道の脇に建物も大きな木もなく日陰のいない道を歩いていた老婆は日傘を手にしていた。やはり地元の人も日差しが強いと思うのだ。ラオスでは僧侶だって日傘を差して歩いている。
2008年4月 ラオス 人びと | |
砂利道 ルアンナムター 老婆 サンダル シン(民族衣装) 傘 |
No
1581
撮影年月
2008年1月
投稿日
2008年04月16日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ルアンナムター / ラオス
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM