成功市場の外に出ると、すぐに団地の敷地だった。中央に広場が設けられていて、それを囲むように住居棟が建っている。歩いて数分のところに色々なものが売られている市場があるから、この団地はとても便利だ。何かを買おうと思ったらすぐに買いに行ける距離だ。
すぐ近くに生鮮食品を売る市場があるのにもかかわらず、団地の敷地にも八百屋があった。ひょっとしたら、数分歩いて市場まで行くのさえ面倒だと思う人もいるのかも知れない。いずれにしても、団地の敷地で営業していた八百屋にも様々な野菜が無造作に並べられていた。市場の八百屋ほどではないけれど、それなりに人で賑わっている。
眺めていると眼鏡をかけた年配の女性が現れて、僕の前を横切っていった。この八百屋で売られてる野菜には全く興味がない様子で、視線をまっすぐ前に向けて堂々と歩いている。この女性の無関心とは対照的に、お店の中に見える男性陣は熱心に野菜の品定めをしていた。
2019年10月 人びと 台湾 | |
眼鏡 八百屋 老婆 横顔 台北 傘 |
No
11254
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年10月27日
更新日
2023年10月12日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85