住宅街を抜けて再び繁華街へやって来た。いくら田舎町とはいえ、繁華街はそれなりに賑わっている。地元の人たちが往来を行き来していて、路上で商売している人たちの姿も見える。写真の女性も路上で仕事をしていたひとりだ。女性は年季の入ったミシンを使って、縫製の仕事をしていた。ミシンは電動式ではなくて足踏み式だ。インドやネパールでは極々普通に足踏み式のミシンを見かけたけれど、タイでも足踏み式が一般的なのかもしれない。何せ電気代が掛からないから都合が良いのだろう。そういえば、バンコクでは足踏み式ミシンが売られているのを見た気がする。
ミシンの本体にはブランド名が書かれている。それによると、この年季の入ったミシンは日本の蛇の目ミシン社製のものだ。このミシンがどれくらい古いものなのかは分からない。けれど、蛇の目ミシンはかなり昔からタイで商売を展開しているようだ。もっとも、この女性のように古いミシンを大事に使い続けられると、嬉しい半面、商売にはなかなかならないような気もしてしまう。
2018年6月 人びと タイ | |
メークロン ミシン 女性 |
No
10628
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年06月30日
更新日
2024年02月09日
撮影場所
メークロン / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA