ヤンゴン中心部にある大きなビルの中へ入ってみた。ここはジャンクション・シティと呼ばれるモダンなショッピングモールだ。中に入っているテナントを見ると、僕でも知っているような有名なブランドが並んでいる。エスティーローダーやコーチもあれば、サムスンもソニーもお店を構えている。レストラン街にはラーメン屋の一風堂まで店舗を構えていた。
上層部は東京の今どきのビルと同じようにオフィスタワーになっている。つまるところ、ここはヤンゴンで流行の最先端を担っている場所だ。しかし僕が最も興味を持ったのは、そのようなブランド店が並んでいるショッピングモールの部分ではなかった。面白いことに同じ建物の中に地元の人たちが商売をしているエリアも設けられていた。エリアは分けられているものの、外国資本のお店と地元のお店が同じ建物に同居しているのだ。
地元の人たちが商売しているエリアには有名ブランドは見当たらず、どれもこれも個人商店ばかりだ。写真の女性もそのエリアで働いていたひとりだ。女性は旧式の足踏み式ミシンで縫製していた。もちろん女性が手がけているのはブランド品ではない。女性は僕に気がつくと、手を止めて恥ずかしそうに笑ってくれた。
2019年6月 ミャンマー 人びと | |
ミシン 笑顔 女性 ヤンゴン |
No
11075
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年06月30日
更新日
2023年11月28日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA