ここ20年くらいの間に浅草で目にするようになったものに人力車と着物を着た人びとが挙げられる。どちらも浅草という町にフィットしていて、当たり前のような顔をしているけれど、かつてはなかったような気がするのだ。
僕が浅草を訪れるようになった頃は浅草の町に人力車を見かけなかったと思う。それがいつの間にか浅草の駅を出て雷門通りに差し掛かるとたくさんの人力車が客待ちしているようになった。そして、今ではしっかり浅草観光の一部になっている。
着物で境内をうろうろしている人びともそうだ。昔から和装で浅草寺に参拝しに来る人はいたものの、今のように境内のあちらこちらに和服の人がいるような状況ではなかったような気がする。たまに目にすると、珍しかった覚えがある。
着物で歩いている人が増えたのは、この町に着物をレンタルするお店が増えたからだろう。「浅草 着物 レンタル」で検索すると出るわ出るわ、大勢の着物レンタル店がリストアップされる。自分で着物を用意して浅草に赴くのはハードルが高いけれど、現地でレンタルできるのならばハードルは低い。それならば着物を着て散策してみたいと思う人は多いだろう。着物に縁の薄い外国からの観光客だって日本っぽさを手軽に体験できる。
2021年6月 人びと 東京 | |
浅草 バック・ショット 門 着物 提灯 浅草寺 |
No
11933
撮影年月
2020年10月
投稿日
2021年06月10日
更新日
2023年08月22日
撮影場所
浅草 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF