台北の大同区を歩いていて地下鉄の雙連駅へやって来た。台北捷運と呼ばれる台北の地下鉄は1996年の開業でそれほど古いものではない。1997年に開業した雙連駅の入り口も、歴史を感じさせるような作りではなく、モダンな外観と雰囲気を備えていた。意地悪な言い方をすると周囲の庶民的な雰囲気から少し浮いていた。そのような駅の地上部分は公園になっている。僕は当て所なく公園へ入って行った。
園内からは低層の建物が建ち並んだ町並みが見え、路上で商売をしている人も見えた。駅の近くだから人通りも多いのだろう。路上で商売をするには格好の場所に違いない。写真の男もその中のひとりだった。道路の端に滷味の屋台を出して商売をしていた。男の向こうに路地が伸びていて、看板が出ていてバイクが停められていた。庶民的な空間が広がっていた。台北で古くから栄えた大同区には、まだ庶民的な町並みが多く残っている。
2019年11月 人びと 台湾 | |
食べ物の屋台 男性 台北 |
No
11298
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年11月27日
更新日
2023年09月29日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85