若い男が道端に出したベンチの端に腰を下ろしていた。目の前には四角い石で出来た俎板が置かれている。そして、男は包丁を手にしていた。ちょうど食材をカットしていたのだった。近くのレストランの開店準備でもしているのだろう。手前に置かれたボウルの中には既にカットされた食材がこんもりと盛られている。
男は僕が構えている一眼レフに気がつくと、口を窄めた。そして、忙しなく動かしていた手を止めて険しい顔で僕を見たのだった。写真を撮られていることにちょっと驚いているようだった。
2013年12月 インド 人びと | |
俎板 マルダ 青年 |
No
8125
撮影年月
2011年6月
投稿日
2013年12月02日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM