世界で最も多く島嶼を抱えるインドネシアは、世界で一番多くのイスラム教徒を抱える国でもある。その数は202百万人。インドネシア全体のおおよそ75パーセントの人がイスラム教徒のなのだ。ここジャカルタでも歩いている女性のほとんどがイスラム教徒のようで髪を隠している。湿度の高い場所で髪を覆っていると蒸し蒸しして仕方がないのではないかと思ってしまうけれど、それは余計な心配なのだろう。
ジャカルタ旧市街にあるジャカルタ・コタ駅の中に足を踏み入れた。長距離列車が発着しないからか、構内に旅情を感じさせるものはあまりない。あるのはスターバックスやケンタッキーフライドチキンで、わざわざ南半球まで赴いて見なければならないものではなかった。この場所で旅情を感じさせるものを挙げるなら、チャドルをまとった女性ぐらいだった。
黒いチャドルで全身を覆った女性が柱に寄り掛かりながらスマホを見ていた。チャドルとは顔だけ出して体全体を隠すイスラム教徒の服装だ。足元を見ると、女性は青いスニーカーを履いていた。地味なチャドルで隠しているけれと、下には色鮮やかな服を着ているのかも知れない。
2020年5月 インドネシア 人びと | |
携帯電話 チャドル ジャカルタ 駅 女性 |
No
11515
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年05月05日
更新日
2023年09月05日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF