歴史上、二条城と呼ばれる城郭は4つ存在する。室町幕府13代将軍足利義輝の居城と室町幕府15代将軍足利義昭の居城、織田信長の京滞在中の宿所、徳川家康が京都の守護及び上洛時の宿所として造営した城の4つだ。現存するのは徳川家康が造営したものだけで、観光名所になっているのものそれだ。
東大手門をくぐり抜けて、二の丸御殿に向かうと途中に黄金に輝く立派な門が出現する。唐門で二の丸御殿の正門だ。
歴史ある門や建造物に地名が付いていると、その地名と何かしらの関係があったりする。例えばパリにあるリヨン駅はパリからリヨン方面へ向かう鉄道の起点という意味だし、エルサレム旧市街にあるダマスカス門はシリアのダマスカス方面へと通じる門という意味だ。しかしながら、唐門には「唐」という字が付いているけれど、中国とは何の関係もない。どうやら屋根に唐破風を持つ門のことを一般的に唐門と呼ぶようだ。確かにこの唐門を見てみると、屋根の前後に唐破風が付いていた。
2021年4月 建築 京都 | |
城郭 門 黄金 京都市 世界遺産 |
No
11878
撮影年月
2020年2月
投稿日
2021年04月16日
更新日
2023年08月24日
撮影場所
二条城 / 京都
ジャンル
建築写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF