秋祭りの季節が来ていた。特にその期間を狙って訪れたわけでもないのに、神社を訪れるとお祭りに遭遇するのだ。この日にやって来た亀有香取神社もそうだった。なんでも3年ぶりに例大祭が開催されているのだという。久しぶりに屋台が立ち並んだ境内は賑わっていて、人びとが食べ物を頬張りながら練り歩いていた。楽しそうだった。
ここは香取神社なのでフツヌシノカミを御祭神としている。古事記には登場せず、日本書紀にしか登場しない天津神だ。そのような神様がなぜゆえに総本社である香取神宮から50キロ以上離れたこの地で祀られているのかというと、ここが香取神宮の社領だったからだ。さすがは式内社。こんな離れたところにも社領があったのだ。
刀の神様とも軍神ともいわれるフツヌシノカミを祀った境内も、この日ばかりはところ狭しと屋台が並んでいて、目をキラキラさせた子どもたちが大勢いて、どこにも猛々しさは感じられない。立ち止まった屋台には数え切れないくらい沢山の水笛が陳列されていて、どれを選べばいいのかなかなか決められない子どもたちで活況を呈していた。
2022年12月 人びと 東京 | |
お祭り 亀有 神社 出店 |
No
12418
撮影年月
2022年9月
投稿日
2022年12月22日
更新日
2023年08月10日
撮影場所
亀有 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF