グーグルマップを見ながら歩いてきたら、予想に反して賑わっていた。境内には屋台が立ち並んでいて、子どもたちがお菓子をついばみながら歩き回っていた。どうやら図らずも例大祭の日に大井にある鹿嶋神社にやって来たようだ。何はともあれ誰もいなくて閑散とした境内をウロウロするよりも、大勢の参拝客で賑わっている境内を徘徊するほうが楽しい。僕は宝くじに当たったような気分で活況を呈する境内に入っていった。
どんな食べ物が売られているのか、境内に並ぶ屋台にばかりに気を取られてなかなか気が付かなかったけれど、境内には祭囃子が流れていた。録音したものをスピーカーから流しているのかとも思ったけれど、境内の奥にある神楽殿に目を向けると大勢の人が見えた。実際に和太鼓を叩いたり笛を吹いて演奏していたのだ。調べてみると鹿嶋神社の例大祭で演奏される大井囃子は280年前に作られたもので、江戸時代末期にいまの形になったものだという。歴史あるものだと知ったのは家に帰ったあとのことで、実際の演奏を眺めていたときの僕は特に注意を払うこともなく、ただ漫然と眺めていただけだった。
2023年1月 人びと 東京 | |
太鼓 お祭り 大井 パフォーマンス 神社 舞台 |
No
12430
撮影年月
2022年10月
投稿日
2023年01月17日
更新日
2023年08月09日
撮影場所
大井 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF