歩き回っていたテインギという市場は、観光名所になるような市場ではなかった。見かけるのは地元の人ばかり。それどころか、子どもの姿もほとんど見当たらない。市場の外と違って、市場の中は子どもたちの遊び場になっていないようだ。細い路地が張り巡らされている市場は、かくれんぼや追いかけっ子をするのに格好の遊び場のような気がするけれど、ここはあくまでも仕事の場になっている。
そんな市場の中をウロウロしていると、珍しく子どもの姿を見つけた。お店を営む両親に連れられてきたのだろう。お店の前に来ると女の子は売り物の縄で遊んでいた。この子の親は縄の類いを販売するお店を営んでいるのだ。僕のカメラに気がつくと、女の子は恥ずかしくなったようで手にしていた縄で顔を隠し始めた。でも女の子はロープの隙間からちゃっかりこちらの様子を窺っている。写真を撮られるのは恥ずかしいのだけれど、それと同じくらい写真に撮られるのが気になるようだ。
2019年2月 ミャンマー 人びと | |
女の子 市場 ロープ ヤンゴン |
No
10887
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年02月06日
更新日
2024年01月22日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA