かつて九十九里で網元だった家の前で男が藁を綯って縄を作っていた

藁を綯って縄を作る男
神奈川の川崎にある日本民家園で撮影
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川崎にある日本民家園には25棟の古民家が移築されている。ここにあるのは古民家カフェに転用できるようなものではなく、本物の古民家だ。どの家もかなり開放的な作りになっていて、もし住んだら夏は暑くて冬は寒く、なんともやりきれない気持ちになるような古民家ばかりだ。

園内の道沿いに古民家が建っていて、歩いていると本当にどこかに現実にある村にでもやって来たような気分になる。フラフラと歩いているうちにやって来たのは、旧作田家住宅という佐久田村(千葉県山武郡九十九里町作田)の名主で、同時に鰯漁の網元を勤めた有力者の住居を移築したものだった。

ここにあるのは主に東日本の民家ばかりとはいえ、時代や地域によって違いが色々あって比べたら面白いのだと思う。でも僕には違いがあまり分からなかった。それよりも旧作田家住宅の軒下でゴニョゴニョと何かをしている男の方が気になってしまった。

男は藁を綯って縄を作っている最中だった。ここ日本民家園は古民家を保存展示しているだけでなく民具の保存と伝承、活用も目的にしているところ。民具製作技術保存会というものがあって、実際に民具の制作を体験できるのだ。軒下で黙々と作業している男の姿を見ていると、ここが屋外博物館ではなく生きている村であるような感覚が増してくるような気がした。

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2021年10月 神奈川 人びと
帽子 川崎 男性 博物館・美術館 ロープ
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被写体別のカテゴリ

PHOTO DATA

No

12069

撮影年月

2021年4月

投稿日

2021年10月24日

更新日

2022年06月13日

撮影場所

川崎 / 神奈川

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

日本民家園ってどこ?

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