クロントゥーイ市場の中の裏通りのような場所へ足を踏み入れた。そこにお店はなく、道の両脇の建物はほとんどが住居のようだった。歩いていると、建物と建物の間に小さな寺院が建っているのが目に入ってきた。一見して中国寺院だと分かる寺院だ。何の神様が祀られているのは分からなかったけれど、市場のすぐ裏という場所を考えると商売の神様が祀られているのだろう。それにしても、バンコクの市内を歩いていると華僑の存在を強く意識させられる。少なくとも商売の面に関しては、タイ人よりもずっと成功している人が多いような気がしてならない。
そんな裏路地に一匹の黒猫がいた。道端に寝そべって寛いでいる。カメラを向けると、猫もまたこちらを凝視し始めた。残念なことに、猫の視線は全くもって友好的ではない。明らかに見知らぬ異邦人を警戒している。もっとも猫が僕のことを外国からやって来た人間と理解できているのかは分からないけれど。猫の世界には自分の国とか外国とかいう概念はないような気がする。
2018年5月 動物 タイ | |
バンコク 猫 クロントゥーイ市場 |
No
10551
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月07日
更新日
2024年02月17日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA