寺院の境内へと入っていった。狭いエリアの中に幾つもの寺院が建ち並んでいるので、今となってはこの写真をどこの寺院で撮影したのかは定かではない。もちろん、道教の寺院なのか仏教寺院なのか、はたまた儒教の施設なのかは全く分からない。でも、宗教施設なのは確かだった。
境内には参拝客の姿があって、みなお参りしている。台南の人たちは本当に信心深い。境内を歩き回っていると、老婆が赤いプラスチックの椅子に腰掛けていた。そして、老婆の前には険しい顔付きの像が立っている。像はじっと老婆のことを見詰めているけれど、老婆は俯いたままだった。まるで、像に説教されているかのようだった。ひょっとしたら、老婆は何かを反省している最中だったのかもしれない。
2017年1月 人びと 台湾 | |
老婆 像 台南 寺院 |
No
10012
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年01月22日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA