町の中心部にある寺院は周囲を普通の建物に囲まれている。密集地帯に建っているのだ。そのため日本の神社でいうところの鎮守の森に相当するものはないし、境内はそれほど広くない。境内は細長いことが多いように見える。
ここの境内もそうだった。細長い境内の奥の方に行っても、行っても新たな祭壇が現れる。信仰されているのは一神教ではないので、様々な神様がここには祀られていた。現れる神様は多すぎて、どれが何の神様なのはもう分からない。目の前にある三体の坐像も何の神様なかは考えるのも分からない。でも、とても気になる坐像だ。昔は金箔が貼られていたであろう体がボロボロになっているのと対照的に螺髪は鮮やかな青に塗られている。パンクだ。この島にはパンクな神様もいるようだ。
2017年1月 静物 台湾 | |
青 髪 像 台南 |
No
9997
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年01月08日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA