路地を当て所無く歩いているうちに再びチャイナタウンへと舞い戻ってきていた。チャイナタウンは騒々しい。先程までの静けさがまるで嘘のようだった。多くのお店が軒を連ねていて、大勢の人が道を闊歩している。物を売るお店に混じって食べ物の屋台もあちらこちらに見える。
歩いていると、そんな屋台の後ろで働いている女性の姿が目に入ってきた。手には大量の使用済みになったお箸を持っている。もともとタイの文化では箸を使って物を食べるという習慣はないらしい。ナイフとフォークで食べるのが一般的のようだ。そうは言っても、ここはチャイナタウンの一角だったから、この屋台でも箸を提供しているのかもしれない。よくよく考えるとナイフもフォークも西洋のもののような気がしてならない。西洋から伝わってくるまでは、インドなどと同じように手掴みで食べていたのかな。
見ていると、女性はプラスチックのバケツの中に箸を入れ始めた。どうやらゴミの分別も行っているようだ。箸と他の生ゴミを別のバケツに入れている。ここでも、箸はリサイクル可能なものなのかもしれない。
2018年3月 人びと タイ | |
バンコク バケツ お箸 女性 |
No
10476
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年03月11日
更新日
2023年09月12日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA