木の棒のようなものが楽安邑城民俗村の道端に立っていた。大きく口を開けて笑う人の顔が彫られている。どれも、とても楽しそうだ。無邪気な笑顔を見ていると、降りしきる小雨のことなど忘れてしまいそうで、僕も横に並んで同じように笑いたい気持ちになってくる。
これらの木の顔は道祖神なのだけれど、これだけ楽しそうにしていると、本来は追い払わなければならない邪悪なものされ惹きつけられてしまうのではないかと心配になる。おそらく、道祖神はそんな些細なことは気にしないくらいに器が大きいのだろう。来るものは阻まず、去るものは追わずだ。
2008年10月 韓国 静物 | |
大笑い 博物館・美術館 順天 木彫 |
No
2158
撮影年月
2008年7月
投稿日
2008年10月30日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
順天 / 韓国
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM