洗足池に浮かぶ島の上には、弁財天と鳥居と草木があるだけだった。小さな島にある弁財天は社殿も鳥居もどちらも小さい。でも、鳥居は鮮やかな朱色に塗られていて、周囲の草木の色の中で一際目立つ存在だった。
本来、鳥居は神域と人間が住む俗界との境界を示すものだ。これだけ分かりやすくなっていれば、小さな神社に鎮座している弁財天を訪ねてやって来た他の神様も、迷うことなく弁財天の許に辿り着けることだろう。鳥居まで来れれば、社殿まではもうすぐだ。
2015年6月 建築 東京 | |
赤 洗足池 鳥居 木 |
No
9295
撮影年月
2015年5月
投稿日
2015年06月11日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
洗足池 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL