井の頭公園の紅葉が綺麗に色づいてきていた。風の中でユラユラしている紅葉はまるで燃えさかる炎のよう。そのような紅葉の形を見ていると、カナダの国旗を思い起こしてしまう。カナダ国旗の中央には大きなサトウカエデの葉が描かれていて、紅葉をデザインしているかのように見えてしまうのだ。
サトウカエデはカナダを代表する木で、食べ物がない冬に先住民の教えに従ってカエデの樹液をすすって飢えをしのいだという開拓時代の厳しい暮らしを象徴しているのだという。そのような意味が込められているとは知らなかった。
予想に反して艱難辛苦を表しているカナダ国旗というと、中東を旅している時に出会ったカナダ人のほとんどがカナダ国旗をカバンにくっつけていたのを思い出す。中東ではアメリカを敵国と思っている人が多いので、アメリカ人というだけで嫌な目に会ってしまうこともあるのかもしれない(日本人である僕にはよくわからないけれど)。
そのため、カナダ人はアメリカ人に間違われないように目印としてカバンに国旗を付けているのだ。アメリカの星条旗がメジャーなものに対して、カナダ国旗がどれだけ認知されているのかは分からない。でも外見だけでアメリカ人とカナダ人の見分けるのは至難の技だろうから少しは効果があるのかもしれない。。
2005年1月 自然 東京 | |
枝 吉祥寺 葉 公園 赤 木 |
No
9
撮影年月
2004年12月
投稿日
2005年01月01日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
井の頭公園 / 東京
ジャンル
自然写真
カメラ
CANON EOS 1V