川岸に木造のボートが着眼していた。立派な顎髭を生やした男がそのボートの端っこにどっしりと腰を下ろしている。上半身は裸で、下にはルンギを穿いて、手には竹製の棹を持っていた。この小さなボートはブリガンガ川の渡し船で、男は漕手なのだった。
男はどこか遠くを眺めながら、客が来るのを待っている。視線の先には土手を降りてくる客がいたのかもしれない。いずれにしても、このボートにはエンジンは積まれておらず、人力だ。そうとうに体力のいる仕事だと思う。バングラデシュで激しい肉体労働をすると一日の稼ぎはどれくらいになるのだろうか。
2014年1月 バングラデシュ 人びと | |
ボート ダッカ オール 漕ぎ手 |
No
8223
撮影年月
2009年9月
投稿日
2014年01月10日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ダッカ / バングラデシュ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM