ブリゴンガ川にある小さな波止場に立っていると、渡し船の漕ぎ手が僕の方へとやって来た。年配の男は見事な顎髭を蓄えていて、額には深い皺が刻まれている。強い日差しの下で長いこと働いているので皺が深いのかもしれない。男はしっかりと竹の棹を握りながら、真っ直ぐに僕を見据えた。
この男は大勢屯していた渡し船の漕手のひとりだった。地元の人は小さな木造ボートで大きなブリゴンガ川を渡る際に、このような男たちを頼りにしている。信じられないことにボートは人力だ。写真の男の持っているような棹でボートを操るのだった。
2014年1月 バングラデシュ 人びと | |
髭 ダッカ オール 皺 |
No
8229
撮影年月
2009年9月
投稿日
2014年01月12日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ダッカ / バングラデシュ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM