列車は田園地帯の中を走っていた。車窓の外には畑が広がっていた。何を栽培している畑なのかは分からなかった。もっとも畑には雑草が生えてきているように見えるので、何も栽培していない休耕地なのかもしれない。
畑はずっと向こうの方まで続いていて、遠くには高い山がそびえているのが見えた。この山はおそらくタンクバンプラフという活火山だ。標高は2000メートル程度だけれど、頂上付近に雲を頂いているともっと標高の高い山に見える。記録によると頻繁に噴火してるにも関わらず、ここは火口の見学もできる火山だ。見学している最中に噴火したらどうするのだろうと思うけれど、火口の見学は人気があるらしい。
僕が特急列車に乗って向かっていたのはタンクバンプラフ山ではなかった。もっと遠いところにあるチルボンという町だった。地図を見るとチルボンの町はまだまだ遠い。ぼんやりと車窓から線路に並行するように走る道を眺めると、一台のバイクが特急列車と競争するかのように走っているのが見えた。
2020年12月 インドネシア 風景 | |
電線 畑 カラワン県 バイク 山 |
No
11770
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月25日
更新日
2024年01月06日
撮影場所
カラワン県 / インドネシア
ジャンル
風景写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF