戸口に袈裟を纏って眼鏡を掛けた僧侶が立っていた。どこか遠くを眺めているようだ。一体何を眺めていたのだろう。
ベトナムは社会主義国家だけれど、宗教の自由が保証されていている。仏教徒が大半を占めるようだが、この国にはそれ以外にも様々な宗教が根付いている。キリスト教はもちろんのこと、カオダイ教やホアハオ教といったベトナム独自の宗教もあるのだ。かつてカール・マルクスはヘーゲル法哲学批判・序説において「宗教はアヘンである」と書いている。アヘンなどの薬物に手を出して廃人になってしまうくらいなら、宗教にハマってしまう方が健康的なのかもしれない。
2009年6月 人びと ベトナム | |
眼鏡 ホーチミン市 袈裟 僧侶 寺院 |
No
2861
撮影年月
2009年3月
投稿日
2009年06月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ホーチミン市 / ベトナム
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM