階段の上に立って、参道を行き来する参拝客の姿を眺めていた。参道の向こうには1622年に建立された三解脱門が見える。これは幸運にも戦災で消失しなかったものだ。じっと眺めていると、参道をひとりの僧侶が歩いてくるのが見えた。
袈裟を纏った僧侶は、他の参拝客と同じように本堂に一直線に向かっている。でも、一般の人と違って単に参拝に来た訳ではないだろう。ここは僧侶にとっては職場なのだ。これから出勤なのだろう。そのせいだろうか。僧侶の顔は険しいような気がした。
2016年9月 人びと 東京 | |
袈裟 僧侶 芝 寺院 |
No
9875
撮影年月
2016年5月
投稿日
2016年09月17日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
芝 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL