境内には鐘楼ならぬ太鼓楼があった。右肩を露わにした若い僧侶がその太鼓の前に立っていた。袈裟を纏った時には右肩を出すのは万国共通だ。しばらく所在なげにしていた僧侶は、時間が来ると太鼓を力強く叩き始めた。夕暮れ時の時報なのだろう。
太鼓の音色が長閑な田舎道に響き渡っている。でも、時間が分かったところで何の変化もあるわけでもなく、太鼓の音が鳴り止むと町は再び静寂に包まれた。そして、叩き終えた若い僧侶は満足そうに僧坊へと戻っていった。
2013年4月 ラオス 人びと | |
太鼓 袈裟 ルアンパバーン 僧侶 |
No
7428
撮影年月
2008年1月
投稿日
2013年04月14日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ルアンパバーン / ラオス
ジャンル
スナップ写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM