巣鴨にある高岩寺の門のところに僧侶が立っていた。袈裟をまとって、編笠をかぶっている。深く編笠を被っているので、顔は分からない。僧侶は門前で辻立ちしながら托鉢をしているのだった。
ほとんどの参拝客は僧侶の前を素通りしていたけれど、中には僧侶の前に立ち止まる人もいる。この写真のおばあさんもそのようなひとりだった。幼い孫を抱えたおばあさんは僧侶に近付いてくると、何やら僧侶に話しかけ始めていた。すると、僧侶はすっと手を差し出して、赤ちゃんの頭を撫で始めた。撫でられている赤ちゃんはとても嬉しそうな顔をしていた。なんだかご利益がありそうな仕草だった。
2017年5月 人びと 東京 | |
赤ちゃん 編笠 袈裟 僧侶 巣鴨 |
No
10140
撮影年月
2007年10月
投稿日
2017年05月13日
更新日
2023年12月14日
撮影場所
巣鴨 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V