ミャンマー国民の大多数は仏教徒だ。町を歩いていると大勢の僧侶が歩いているのを見掛ける。日本だって仏教徒の多い国だけれども、日本と違ってミャンマーにおける仏教の主流は上座部仏教だ。そのため一生のうちで一時期だけでも出家する人は多い。日本人のイメージする出家と異なり、一生をずっと仏教のために捧げるわけでもなく、しばらくすると還俗するのだ。日本では出家するとなんだか俗世間から金輪際離れてしまうようなイメージを持つけれど、タイやミャンマーなど上座部仏教が主流の世界ではそうでもないのだ。
写真の若い僧侶は道端に仲間と一緒に腰掛けていた。ミャンマーでは出家するのが教育制度としても機能している側面もあるので、若くして出家している人も多い。そのような人の中には大きくなったら還俗する人も多い。この子も今は袈裟をまとって真面目な顔をしているけれど、教育を終えて大きくなったら還俗するのかもしれない。
2010年8月 ミャンマー 人びと | |
仏教徒 袈裟 僧侶 坊主頭 ヤンゴン |
No
4469
撮影年月
2010年3月
投稿日
2010年08月17日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM