料理屋の入り口に掲げられていた提灯は昼間でも点灯されていた

料理屋の入り口に出ていた提灯
鎌倉で撮影
似たような写真

古都である鎌倉にある神社仏閣には古い建造物が多く残っている。都内の神社仏閣が第二次世界大戦中の空襲でその多くが焼失したのに対して、鎌倉は被害が少なかったためだろう。戦争末期の1945年に空襲はあったものの、地域一帯に対して無差別に攻撃を行う絨毯攻撃はされなかったようだ。東京などと違って焼夷弾による攻撃がほとんど無かったのだ。

古い神社仏閣が残る鎌倉は今では立派な観光地だ。鎌倉駅近くの目抜き通りである小町通には、多くのお土産物屋やカフェやお食事処が軒を連ねて観光客を手ぐすね引いて待ち構えている。意外なことに、小町通りはもともとは「瀬戸耕地」と呼ばれる農道だった通り。鎌倉時代に商いが認められていたのは小町通りではなく、若宮大路の東側にある小町大路だった。そのため小町通りにあるお店で古くから営業しているように見える老舗も、それほど歴史が長くないのが実情だ。

写真の提灯はその小町通り近くで営業していた料亭の店先に掲げられていたものだ。灯りが点いていて、こちらはこちらでお客が来るのを今か今かと待っていた。

 でコメントする
ENGLISH
2005年1月 神奈川 静物
入り口 鎌倉 提灯 レストラン

PHOTO DATA

No

5

撮影年月

2004年11月

投稿日

2005年01月01日

更新日

2024年01月08日

撮影場所

鎌倉 / 神奈川

ジャンル

静物写真

カメラ

CANON EOS 1V

日本国内で撮影した写真とエッセイ

すべての撮影地を見る »

被写体別のカテゴリ

PREV & NEXT