海外を旅するのが好きだと話すと、英語が堪能なのだと思われることが多い。でも、残念ながらそんなにできない。せいぜい旅の英語ができるくらいだ。多くの人が英語をしゃべれないと旅ができないと思うようだけれど、そのようなことはないのだ。
確かに海外に行った時に一番通じる可能性が高い言語は英語だ。情報も英語で書かれたものが沢山ある。でも、現地の人びとは教育を英語で受けていたり、仕事で使っていたりしない限り、話せる人は少ない。観光名所ばかりを旅する人の中には海外の人はみな英語が堪能だと思う人がいるけれど、それは大間違いで、仕事で外国人を相手にしているから話せるに過ぎないのだ。
それはここジャカルタでも同じだった。観光名所では英語が通じるし、レストランには英語で書かれたメニューがある。でも、ひとたび住宅街の中に迷い込めば、英語なんて関係なくなってしまう。
住宅街の中であった写真の男も特に英語ができる訳ではなかった。僕はインドネシア語ができないし、男は日本語を解さない。言葉の通じないふたりがレンズを挟んで向かい合う。言葉が通じなくとも、コミュニケーションは取れるのだ。
2020年8月 インドネシア 人びと | |
ブレスレット 帽子 ジャカルタ 男性 ポロシャツ |
No
11649
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年08月26日
更新日
2023年08月31日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF